商標権
ある調べ事をしていたら偶然見つけた。
日本の時計輸入販売業者が、国内中古時計市場で出回っている時計に使われているマークと同じものを日本で商標登録したらしく、時計メーカー及び国外での商標権者(フランスの潜水作業専門会社)と、この時計業者との間で商標登録を巡り争っていた模様。
http://courtdomino2.courts.go.jp/chizai.nsf/0/397535199f0a211549256f9d001cbc5c?OpenDocument
色々堅苦しいことが書いてあるが、結果として、裁判所は日本の業者がフランス企業の商標と同じマークを登録した場合、「公の秩序又は善良の風俗を害するおそれがある商標」と判断し、業者の登録が無効であるとして業者側の主張を一蹴した。
(つまり、日本で登録されていなくとも、既に国内で周知されているフランス企業の商標を保護したことになる)
そりゃそうだろう。それでなくとも高価な某社の防水時計の文字盤に更にマークが付いただけで150万円(しかも中古だぞ!)もの価格で市場に出回ってるような異常な世界に、フリーライドでぼろ儲け(何とネームサービスだけで18万円!)を目論むこんな業者に権利を与えさせるのを容認しているようでは日本もお仕舞いである。
しかも、同社はこれ以前にも似たような類似商品を製造販売して差止を食らっていたみたいだ。なんともせこい話である。
http://www.masayukiogura.com/etaimage/news.htm
ただ、時計に限らず似たような話はゴマンとあるが、ロゴマークの違いごときで一喜一憂する消費者もどうかと思うけどな。
もうかれこれ12年になる僕の時計には、当然?ここの潜水会社のマークなどは入っていないが、定期OH以外壊れたことも無く、陸上から海の中まで元気に働いてくれている。
それで良いではないかと思う。
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