Google EarthにGPSログを表示

今さらの話題でもないが、Google EarthやGoogle Mapが提供している航空写真（以前は衛星写真だったかな？）の解像度にはただただ驚かされるばかりである。実際に、自分の家（マンションだけど）の屋根がくっきり写っているのを見たときは衝撃でさえあったが、こんな世界各地の航空写真が無料で回覧できるのだから世の中便利になったものである。

で、次に考えるのがこの画像上に自分が辿ったGPSのログを表示させることなのだが、これまでは有料のGoogle Earth PlusでしかGPS機能を使えないと思い込んでいた。
しかし、最近になってフリーバージョンのGoogle EarthでもGPSログを表示できることを知ったので、早速やってみた。

ネットで調べると、やり方は色々あるようだが、GPSの汎用ファイルであるGPXファイルをGoogle Earthから直接読み込むことが可能のようである。
だが、Cacheファイル作成パスに２バイト文字が入っていると上手く行かないなど、色々問題も多く、僕もアカウントを半角英数字で作ったり、インストール先に２バイト文字やスペースを含まないなど色々工夫してやってみたが、なぜか全く上手く表示できず、現在もなお試行錯誤中である。

その他色々調べてみたところ、こちらのフリーソフトを利用させて頂き、ログデータを.kmlファイルに変換してみたところ、問題なくGoogle Earthで読み込むことができた。
一度カシミール３Dを介す必要があるが、とりあえず「GPSへの扉」の作者氏に感謝である。

先日の三浦半島、奥利根湖でのＧＰＳログをGoogle Earthで表示したところ。
Google Mapを使ったWEB表示はこちら→和田長浜　奥利根湖

残念なのは、エリア毎に撮影された時期などが異なり、境界線をまたぐ描写に違いがあって違和感を感じること。上の三浦半島や奥利根湖周辺の画像でも良く判る。
また、地域によっては、緯度経度が若干ずれていたりして、GPSログと地形とが上手くあっていないことが散見されている。

あとは、カシミール３Dのようなログを取得した季節や時間帯に応じてシチュエーションを変更することが、Google Earthではできないこと。
地図表示の処理方法が全然違うのでいたし方ないところであるが、雪山シーズンの思い出に浸りたいのに、画像が夏山だと．．．ちょっとね。

こちらは、偶々画像が冬の時期だったのでテレスキーツアーの様子が再現できた。
Google Mapでも同じ画像のようである。→湯の丸

Google EarthもGoogle Mapも、まだまだ使いこなせていないが、画像のように３Ｄ表示をさせたり、ＧＰＳの軌跡にそってナビゲーション表示させたりできるのはGoogle Earthのほうであろう。

残念ながら、海外でのGPSログは持っていないので試せないが、Google Earthを使えば現地の地図上にGPSログを表示させることが可能であろう。
今後海外に行く機会があったら是非試してみたい。