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2009/12/05

フォールディングで行く伊平屋・伊是名流れ旅

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もう随分前のことになるが、11月20~23日にかけて沖縄カヤックセンターの伊平屋・伊是名ツアーに参加してきた。

ガイドの仲村忠明さんとは、昨年と今年のフェザークラフトミーティングでお会いして、主にサバニ型のカヤックセイリングについて話を聞いたことくらいしか無かったが、その人柄というか、海人としての器の大きさに憧れて今回のツアーに参加した次第である。

この時期(11月)の沖縄は1年で最も快適...などと言われていたのだが、今年は早くも冬の到来を思わせるような荒天が続き、結局3泊4日のツアーの内、2日しか漕げなかった。

まぁ、それでも、潮の流れと風を読んで無事に具志川島に渡ることができ、2日間の無人島停滞生活を送った後は、これも上手い具合に一瞬の風の弱まりと潮の流れを読みこんで伊是名に渡って、最後は楽園のようなキャンプサイトからカヤックを畳んで陸路で移動すると言う、まさに折畳みカヤックの特性を生かした沖縄の離島巡りを楽しむことができた4日間であった。

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伊平屋島前泊港のフェリー乗り場近くのスロープにて出艇準備。
雨は降っていないが、この時期としては肌寒い。(でもT-シャツに短パンだけどね)

艇は、K1が2艇とカフナ&K2の計4艇。
僕のK1以外、全て赤デッキ。使い込まれて良い感じに色あせしている。

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まずはリーフ内を岸沿いに南下。
リーフエッジではサーフブレイクが不気味な波音を立てているが、リーフ内は平穏そのもの。ただし、水深が浅いところが多いので、仲村さんのガイドに従ってリーフ内の水路(どこにそんなのがあるのか判らんが...)に沿って進む。

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風向きと強さ、潮流の様子などから具志川島に渡ることに。
海の状況はそれほど酷くないが、激潮の時間帯だと相当危険な地帯。

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K1を操る仲村さん。
フェザークラフト社長のダグ氏から貰ったというクラトワパドルがK1と良く合っている。

  • その場の天候・海況を読み込んで、その後の行動をジャッジする。
  • 常に数日先のことまでシミュレーションしながら次の行動を計画する。
  • 頭の中で海図を読むように、常に鳥の目を持って自分のポジションを把握する。
  • 雲の動きで天気を読み、艇の針路や景色の変化で風・潮の流れを読む。

当たり前と言えば当たり前だけど、海の上では最も重要なこと。
良い経験になった。

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無事、具志川島に到着。

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ササッと手際よく雨除けタープを張り、オリオンビールで乾杯。
この後、各自テントを張り、仲村さんとスタッフ(実は仲村さんの次男であったりする)は夕食の準備に。
写真を撮り損ねたが、これまた手際よく夕食が出来上がり、宴会モードに突入。

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夕食後は焚火を囲んで色んな話に花が咲く。
でもこの後、急に雨が降り出しお開きに...

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仲村さんのテントサイト。
古くなって防水性が無くなってしまったシングルウォールテントにタープの組合せ。
タープはヒルバーグの10XP。カヤックでは重さは気にしないので、丈夫なXPのほうが値段も安いし使いやすいそうな。

翌日、更に風が強くなった時には、風上側にカヤックを置いて風除けにしていた。

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翌日は悪天候のため停滞、

写真はステンレスの板を折り曲げただけの自作の焚火台(カマド)。
ツアー中の食事は全てこれ1台で賄われた。
シンプルな造りだけど、ちゃんとドラフトが効いていて自然に空気が供給され、燃焼状態、火力共に頗る良好。燃料は流木や枯れ枝など全て現地調達。
実際、市販の焚火台やキャンプ用バーナーなどは使い物にならないらしい。

商品化の計画もあるらしいので乞うご期待。

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停滞中に島を散策。
今は無人島だが、以前は人が住んでいて小学校の廃校が残っていたり、縄文時代の遺跡があったりとなかなか楽しめる島なのである。

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時折強い雨が降るので、皆タープの下で焚火にあたりながらマッタリと過ごす。

こちらのタープもヒルバーグで、よりサイズの大きい20XP...
仲村さん曰く、「風向きの変化に合わせて変化自在に設営形状を変えることができ、今まで使ってきたタープの中で一番最強だね。」とのこと。
いやはやヒルバーグの製品についてはベタ褒めな仲村さんであった。

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翌日、ようやく風が少し収まり、風向きが北東から東に回り始める。
低気圧が接近していて午後から荒れそうな様子だったので、早めに伊是名に向かって出艇。

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安定感抜群のK2。
前を漕ぐのは、何度か沖縄カヤックセンターのツアーに参加していると言うAさん。
リバーカヤックもやっているそうで、アクティブ女子系な素敵な方である。
その向こうのカフナは自艇参加のMさん。常連さんで、力強い漕ぎっぷり。
屋久島で登山をした後にツアー参加という、こちらも大変アクティブな方である。

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伊是名に渡ってからは、風裏になる西岸伝いに南下。

途中、リーフ内を漕いでるとウミガメが何匹か居た(らしい)のだが、僕には見つけることができなかった。残念である。

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伊是名南端の海ギタラを廻りこんで海の状況を確認する。
幾分、向かい風が強くなっているが、今の内に廻れば問題無さそう。

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お気に入りのビーチに到着。
暗礁があちこちにあるのでアプローチラインは限られている。
仲村さんのナビで唯一のルートを進む。

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上陸したビーチはこんな感じの正に「楽園」なところ。

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近くの展望台からは伊是名の海が一望できる。

昼食後、集落まで買出しに行ったり、ビーチコーミングしたり、各々それぞれ島時間を過ごす。

その後、予想どおり発達した低気圧が通過して天気が急激に悪化し、突風交じりの豪雨の中、低く張ったタープの下で夕食を摂り、焚火を前に最後の夜を過ごす。(写真がないけど)

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最終日、前線通過後なので雨は降っていないが、やはり北東風が強くて仲田港までは漕いで行けそうにない。

残念ながら、ツアーはここで終了。
艇を畳んで陸路で仲田港へ移動となった。

今回、仲村さんのガイドツアーに参加して、一言では語れないくらい多くのことを教えてもらうことができた。

少々不完全燃焼ではあったが、いつかまた自分でツーリングに来てリベンジしたいところである。

セイリングカヤックへの興味も沸いてくるし、いやはや沖縄と言うところは危険なところである。

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コメント

いやー、いいですね!
また今度お話を聞かせてください。
って、本当は今夜聞かせてもらえるはずだったんだけど、都合でお会いできなく残念です。明日、今日買った鼻栓持って虎の穴へ行ってきます。

投稿: 山猫 | 2009/12/05 15:19

なんだ〜ケーコちゃんも参加だったのですね
仲村さんのところと新谷さんのところは癖になりますから(笑)

投稿: pace | 2009/12/06 06:03

山猫さん、いつもどうもです。

昨夜、宮川のまるよし食堂で忘年会してきました。
お会いできず残念でした。

虎の穴での修行はどうでしたか?
今日は用事があったので漕がずに帰ってきましたが、年明けまでに一度くらいはまたご一緒したいですね。

投稿: H Yoshida | 2009/12/06 16:01

paceさん、ご無沙汰しております。

ケーコさんとpaceさんが知り合いだったことはご本人から聞いてました。世間は狭いですね。

仲村さんのツアーは初めてでしたが、やっぱり行って良かったです。
新谷さんのツアーも行ってみたいのですが、そうすると知床じゃなくてアリューシャン行きってことになるのでしょうかね。

K1でアリューシャン行ってみたいなぁ。
paceさん、羨まし過ぎです。

投稿: H Yoshida | 2009/12/06 16:14

Hey Hiroki! Looks like a fun trip. I spent November in Yaeyama paddling and playing sanshin. I used to cross to Izena and Iheya from Nakajin and have great memories.
My pics http://foldingkayaks.org/gallery2/main.php?g2_itemId=69900

投稿: Chuck | 2009/12/07 15:24

アドベンチャーしてますね!!写真拝見していると臨場感が伝わります。うんばらしい!!なかなかお会いできなくて恐縮です、機会が有ればお誘い下さい。

投稿: kawamura | 2009/12/08 18:41

Hi, Chuck-san
Thanks to your comment.

I haven't trip to Ishigakishima in Yaeyama, but your pics give me a wonderful imagination.

I will go to trip there in future.

投稿: H Yoshida | 2009/12/13 22:09

kawamuraさん、
ご無沙汰です。

今回は、アウトフィッターを使った有料ガイドツアーなのでアドベンチャーと言えるようなもんではないですねー。
でも、また機会を見つけて行きたいと思っています。
今度はツアーじゃなく、プライベートでね。

そうそう、那覇の海想に行ったら、奄美に来ていたサバニのスタッフさんがいて話が盛り上がりました。
江二屋離での我々のことも覚えてくれていましたよ。

投稿: H Yoshida | 2009/12/13 22:16

あっ、また、南の島へ。。。
あんまり写真を見ていると、
気持ちがトリップしてしまいそう。

投稿: くらげのたけ | 2009/12/20 22:54

くらげのたけさん
ご無沙汰です。

いいですよー、南の島は...
来年はくらげのたけさんも是非。

投稿: H Yoshida | 2009/12/23 01:31

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