« これから帰ります | トップページ | サイズが小さくないかい? »

2011/08/27

加計呂麻楽園ツアー

今回の奄美加計呂麻行きは、シーカヤックマラソンでもなく、プライベートツーリングでもなく、いつもお世話になっているCetus笠原氏のガイドによる4泊5日(実質の工程は2泊3日)のツアー参加。

P8210052

潮の流れが速くて有名なこのエリアであるが、今回は小潮と潮回りも良く、かつ、太平洋高気圧が大きく張り出した気圧配置で風も弱く、終始穏やかな快晴が続く絶好のコンディション。

加計呂麻島一周の黄金ルート計画もあったが、諸般の事情により、当初計画どおり加計呂麻島南西沖に浮かぶ請島、与呂島あたりの無人島で過ごすことに。

途中、冷たい飲み物を求めて集落に寄って散策したり、綺麗な海に潜って火照った体を冷やしたりしながら、のんびりと南の島の楽園を満喫した3日間であった。

ツアー初日は現地への移動のみ。

羽田空港からJALの直行便とレンタカーを使って瀬戸内町の東に位置するヤドリ浜キャンプ場まで移動する。

カヤックを組み立て、思い思いにテントを張った後、食事と宴会。

隣のISOSHIGIに招かれ、在りし日のマスターを偲んで皆とBBQパーティに突入。

P8190004
ヤドリ浜キャンプ場の隣にあるライブハウス&レストランISOSHIGIのマスター・ポール氏が二日前の17日に亡くなられていた...
6年前にこのキャンプ場で一人寂しく過ごし、心細くて夜遅くにビールを飲みにフラッと立ち寄ったら、マスターと奥さんに凄く親切にして頂いた。
今でも忘れられない当時を思い出し、柄にもなく涙が出た前夜の出来事であった...合掌

...

ツーリングの初日はヤドリ浜から大島海峡を出て加計呂麻島の南東岸をとおり、請島水道を越えて請島の東に位置する木山島へと向かう。

P8200008
今回は、笠原氏と埼玉から参加のbaronpapaさんの軍艦カラーのウィスパー2艇に、レッド&ティールのカフナ2艇の計4艇での布陣。
本当ならK1で参加といきたかったが、飛行機持込荷物の超過料金にビビッてしまい急遽カフナに変更。
カサラノオーナーのやまねこさんとともに、カフナブラザーズを結成。

P8200015
断崖絶壁が続く加計呂麻南東岸を進む。
僅かに向かい風を感じるが、このエリアにしてはまれに見る穏やかな海況。

P8200016
諸般の事情により、スタート後1時間ほどの途中のゴロタ浜にて上陸休憩。
前夜のポール氏との別れが辛かったのか、いまいち調子の上がらない(?)笠原氏。

P8200021
気を取り直して再出発し、徳浜に上陸。
木山島での昼食は諦めて、ここで昼食&スノーケルタイムに変更。

P8200024

P8200026
ケンムン茶屋でカキ氷。
木陰で食べる冷たいカキ氷が気持ちいい。

P8200022
ここ徳浜は、映画「男はつらいよ」シリーズのロケ地となったことでも有名。

昼食&スノーケリングでしばしの休憩の後、請島の東に位置する木山島へ向かう。

P8200040
加計呂麻の南端、崎根鼻から請島の木山島を望む。
請島水道は幅約5.5kmの海峡横断だが、ご覧のとおり海況は非常に穏やか。

P8200046
今宵のキャンプ地、木山島に到着。

P8200047
早速、海に入って火照った体を冷やす面々。

この後、満天の星空のもとで無人島ライフの初日を祝う。

ヤドリ浜~木山島:漕行距離約17km。

...

ツーリング二日目は与路島の東に位置するハミヤ島まで。

P8210049
出艇準備の一こま。
この日も暑い1日が始まる。

その前に、木山島の北東側の海岸に移動してスノーケリング。

珊瑚も結構復活していて、心配されたオニヒトデも見当たらなかった。

P8210057

P8210060

P8210064

P8210068
リーフエッジには小さいながらもテーブル珊瑚の成長が確認できる。
笠原氏によると、以前は桁違いのスケールのテーブル珊瑚がところ狭しと広がっていたそうだ。
早く復活して欲しいものである。

適度に泳いだあとはハミヤ島に向けて再出発。

P8210065

途中、冷えたビールとキャンプ用飲料水の補給のため、請阿室の集落に立ち寄る。

P8210070

P8210072

P8210074

P8210076
フェリー発着港でもある請阿室だが、のどかな集落と抜けるような蒼い海が広がる。

請阿室からはノンストップでハミヤ島へ向かう。

P8210084
ハミヤ島へ向かう請島との間の与呂島水道を横断。
小潮の下げ潮であるが、迂闊に目的地に向かうと潮に流されてしまうため、フェリーグライドで漕ぎ進む。

とは言え、特に苦も無くハミヤ島に到着。

P8210088
早速、まだ冷えているビールで二日目の無人島ライフに乾杯。

P8210090
至福の無人島キャンプの風景。
日除けタープは、軍艦カラーのウィスパーオーナーであるbaronpapaさんのHillberg 10XP Tarp。
僕の10ULに比べて生地が厚いため遮光効果が高く、日中の日除けにはこちらのほうが良いかも知れない。
ただ、日中は日差しのためにかなり暑いが、夜になると非常に涼しく、風によってはメッシュのインナーテントだけではむしろ寒いくらいかも知れない。
入り口を大きく開けたフルフライ+メッシュインナーテントの組み合わせが快適な寝床を提供する。

木山島~ハミヤ島:漕行距離約15km。

...

ツーリング三日目。

実質的に最終日となるこの日は、請島水道へ戻って加計呂麻南西側を通って諸鈍へ向かい、生間までの陸路をショートカットして、スタート地であるヤドリ浜へ戻る。

P8220091
三日目の朝もご覧のとおりの青空が広がる。

P8220093
上げ潮に転じている与路島水道に若干押されながら、快調なスピードで請島水道に向かう。

P8220100
順調に漕ぎ進み、伊子茂湾を越えて諸鈍湾に入る。

P8220112
諸鈍集落の手前には小さな滝がある。

P8220106
早速、火照った体をクールダウン。
久しぶりの真水に全員体の潮を落として綺麗さっぱり。

P8220116
諸鈍の集落に到着。
ここから、高さ約50m,距離約1.2kmの道をショートカット(ポーテージ?)して生間まで向かう。

P8220118
陸路を進むカヤック。
なにも海を漕ぐだけがカヤックツーリングではないのだ。

P8220132
まぁ、実際にはこんな格好で運んでいるのだが...

カヤックドーリーとしても使えるパックカートを交代で使い、カヤックとキャンプ道具一式を二往復して生間まで運ぶ。

P8220127
ここ諸鈍集落も、映画「男はつらいよ」のロケ地となった場所。
これは一度見てみないといけないかな。

P8220129
デイゴ並木が続く木陰でしばし休憩。
都会の喧騒が信じられないくらい静かでのどかな南の楽園。

P8220123
諸鈍湾を一望。
ここを過ぎると外海に面した加計呂麻島の南西側ともお別れ。

生間で昼食後、キャンプ道具をカヤックに再度パッキングして出発準備。

P8220134
フェリー発着場の隣のスロープをお借りして出発準備。
何度もパッキングを繰り返すことで、自分なりの工夫も生まれて上手くなる。

P8220135
最後の行程となる大島海峡をヤドリ浜へ向かう。

P8220136
スタート時に見えていた海亀が時々顔を出すが、結局近くでみることはできなかった。

P8220137
大島海峡内でもこのとおりの透明度。
楽園を彩るにふさわしい海の色。

P8220139
名残惜しくもヤドリ浜に到着。
ツーリングは無事終了。

ハミヤ島~諸鈍/生間~ヤドリ浜:漕行距離約23.5km

この後、カヤックを分解してキャンプ道具とともに収納パックに撤収。

まだ日暮れには時間があったので、四人分の荷物を全てレンタカーに積み込み、元ちとせの出身地である嘉徳の集落へ移動。

ツアー最後の夜が更けるのであった。

P8230140
ツアー最後のキャンプは嘉徳の浜で。
サーフィンに適した波が入るとのことで、終始波の音だけが聞こえる静かな浜であった。

...

今回のツーリングログ。

Gpslog

これまでシーカヤックマラソン終了後に大島海峡を漕いだことくらいしかなかったので、加計呂麻島の南部を漕げたことは新鮮であった。

ただ、今回は潮汐、天候、風ともにまれに見る穏やかな海況であり、ある意味”簡単に”漕げてしまうほど良すぎたコンディションだったと言える。

そう言う意味では、まだまだ”本当の姿”が見ることがでなかったツアーだったのかも知れない。

いつかまた、今度は自力でこのエリアを漕げる日を目指したい。
そのためにも、多少は荒れたコンディションの姿も見れれば良かったのだが...

贅沢な悩みである。

お世話になった、Cetus笠原さん、やまねこさん、baronpapaさんに感謝。

|

« これから帰ります | トップページ | サイズが小さくないかい? »

コメント

拙ブログへのコメントありがとうございました。
当然といえば当然ですが、同じツーリングをしていると同じようなアングルの写真が増えてしまいますね。面白いなあと思いつつ、拝見しました。

帰ってきてもう数日経ちますが、いまだに加計呂麻南部の島のことが思い出され、与路島もちょっと寄りたかったな、などと欲張りな妄想がよぎります。またいつか、潮流を読め、かつ潮流に負けないパドリング技術をつけてあの島々へ行きたいと思いました。加計呂麻を折りたたみ自転車で巡るのも面白いかもしれません。

うちの近所に奄美料理の店があるみたいです。今度行って見たいと思います。

投稿: やまねこ | 2011/08/27 12:29

やまねこさん、
奄美、お疲れ様でした。
そうですね。同じような写真が並んでしまいましたが、ご容赦お願いします。

今回行けなかったところはまた次回ですね。
奄美に限りませんが、ここも何度行っても良いところです。
次回、いつ行けるかわかりませんがまた計画したいところです。

投稿: H.Yoshida | 2011/08/28 11:29

お帰りなさい!!楽しく旅ログ拝見いたしました。海は最高!!天候も最高!!テント場も最高!!兎に角羨ましい!!是非、近々に旅の話聞きたいですね。お疲れ様でした。

投稿: kawamura | 2011/08/29 18:26

こんばんわ。

改めまして奄美では大変お世話になりました!
Yoshidaさんの漕力&操舵力。更にはキャンプでの食などとっても刺激を受け、
もっと練習しないと。とムズムズしております。

要点を良く掴んでらっしゃってレポ早さも見習わなくっちゃ。

おかげさまで最初にして最高のBKPツアーでした。
ありがとうございました。

またぜひ何処かでご一緒下さい。

投稿: baronpapa | 2011/08/30 00:31

kawamuraさん、
コメントありがとうございます。
ツーリング中、何度もK2のkawamuraさんとして名前が挙がってました。くしゃみ出ませんでしたか?
今回の奄美も良かったです。
機会がありましたら是非、加計呂麻南部にもご一緒できればと思います。

投稿: H.Yoshida | 2011/08/30 18:31

baronpapaさん

わざわざ拙ブログにコメント下さりありがとうございます。
奄美ツアー中はこちらも色々お世話になりました。

写真ありがとうございました。
とにかく写真が奇麗なので、写真が下手な私には凄く羨ましく思っています。
また、ヒルバーグの自立テントやフェザークラフトのチヌークとか、羨ましいものを沢山お持ちなので、むしろこちらのほうこそ刺激を受けております。

また機会がございましたらどこかでご一緒いたしましょう。

投稿: H.Yoshida | 2011/08/30 18:42

旅、素晴らしいですね。
完全に羨ましい〜モードです。

投稿: tetsuyak | 2011/09/03 06:15

tetsuyakさん

いつもどうもです。
大島海峡は何度か漕いでいるのですが、今回の加計呂麻南部の島めぐりもまた良かったです。
今回はコンディションが良すぎましたが、また訪れたいところが増えました。

投稿: H.Yoshida | 2011/09/06 12:18

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/60079/52575518

この記事へのトラックバック一覧です: 加計呂麻楽園ツアー:

« これから帰ります | トップページ | サイズが小さくないかい? »