4A Diplomat Attache

外交官（Diplomat）向けと名付けられたAttache Case。
ちなみにAttacheは大使館員の意味だとか。






これも24〜5年ほど前に、ピッグスキンの内装の僅かな汚れのために、思いの外値引きに応じてくれたので半ば勢いで買ったもの。

数年後に内装がグレーのピッグスキンから黒のレザーに変更され、更に近年になって某日本のメーカーに買収されてしまってからは、内装がレザーから合皮になり、（オリジナル路線とは異なるが、）当時最新のワンプッシュボタン式のラッチ&ロックシステムもいつの間にか廃止されていて、もはやこのタイプは時代遅れ（廃番）となってしまったよう。



当時最新のロックシステム。
Made in W.Germany Pat. Pending の文字。旧西独で製造されたものか、それともLockシステムのみ旧西独製なのかは不明。



内装は薄いグレーのピッグスキン。
豚革と言うと安物っぽいが、摩擦に強く通気性の良いピッグスキンは内装に最適（らしい）。
ずっと仕舞い込んでいたが、劣化も何も見当たらない。
合皮だと絶対にこうならない。


ケース自体が重いのと、そのハードさ故に中の荷物は完璧に保護する代わりに周りの人や物を傷つけてしまう事が多々あるので、なかなか使う機会が少ないが、管理組合から預かっている大事な書類や印鑑などをしまっておくのに丁度良さそうだったので久しぶりに表の世界に引っ張り出した。


気になる経年劣化も見当たらず、まだまだ良好なコンディションなので、機会を見つけて使ってみよう。