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2014/07/13

二冊の本

まだカヤックに出会うずっと前、丁度里山歩きを始めた頃に本屋で見つけたHow To本と、その三年後に出版されたoutdoor雑誌に掲載されていた紀行文を纏めた一冊。




里山歩きを始めたのも、ピークハントな登山ではなく自由な旅のスタイルであるバックパッキングに憧れてのことで、このHow To本はまさにそんなスタイルをそのまま提唱した内容ですっかり影響を受けてしまった訳だが、その中の一頁が更にその後のカヤックの世界へ繋がる最初の扉であった。



カヌーを背負ってのバックパッキング...


さすがに北海道一周に使われたFeathercraft K2が、バックパックのように背負える道具と言えるかどうかは疑問であるが、どこでも畳める自由さと、「カヤックを漕ぐ」のではなく、海を「歩く」というスタンスが「(海の)バックパッキング」であると言える。


そんなスタイルに憧れ、自分のシーカヤックを手に入れ、少しずつ自分の目指す一人での海旅を実践できるようになったが、10数年経った今、改めてこの二冊を読み返してみると、今尚新たに気付かされることが多く、この本の奥の深さを感じる今日この頃。


一人で奄美シーカヤックマラソンに参加し、その後念願の加計呂麻単独ツーリングを終えて羽田に戻った時の一枚。
2006年7月


普段は車であったり、遠征では宅配便を使うことが多くてあまりカヤックを背負う機会は無いが、自由な行動が約束された(その代わりリスクも着いてるが)単独行動の海の旅を続けていけるのも、今だにこの二冊の本から様々な影響を受けているからではないかと思う。





無人島ではないが、人が容易に近づけない西表島のとあるビーチでのビバーク風景。
まさに「楽園」であった。

今年もまた、海のバックパッキングでこんな楽園での一夜が過ごせると良いのだが...





Feathercraft folding Kayakを背負い駅へと向かうCetusの笠原さん。

Feathercraftを使ったBKP:Back Kayak Packingツアーを行っている、Feathercraftの良さを一番良く知っている第一人者。

ここのお陰で電車を使ったツーリングの楽しさがわかった気がする。

南の島も良いけど、たまには電車で行ってみようかとも思う、今日この頃。

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