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2014/09/20

2014西表島ツーリング最終日

ツーリング最終日

前日、月明かりの中で最後の夜を慈しむかのように焚火を前に、泡盛を静かに酌み交わし、最終日の朝、当たり前のようにこれまで通りと同じく穏やかな鹿川湾に艇を浮かべる。

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この日は大原港までの約20kmを漕ぐ予定であるが、前日、前々日と僅かしか漕いでいないので、気力・体力ともに十分に蓄えられたKさんも、快調に漕ぎ進む。

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単調な景色が続く南部の海岸線。

途中、1時間毎に約10分間の休憩を入れるペースで2時間ほど漕いだ頃、東の海上にまたもスコールを伴った前線が発生。

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雨雲の進む方向を注意しながら、強い日差しの中、南風見田からリーフ内の水路に入り、水路内を大原に向かう途中、遂にスコールに捉えられ、風雨が強くなってきたので、無理をせず上陸してスコールをやり過ごす。

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リーフ内なのでそれほど危険は無かったと思われるが、前線通過時は7〜8m/s以上の風が吹き、海上にはウサギの群れが飛んでいたので、無理せず上陸したのは正解。
今回は、ほぼ毎日スコールに見舞われたツーリングであった

スコールが過ぎ去った後は、やはり単調な岸べたを大原に漕ぎ進め、途中浅瀬に乗り上げないように注意しながら、高速船が通過する水路に入ってゴール地である大原仲間港に入港。

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高速船の曵き波はかなり大きいので横波で受けないように十分に注意。

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ゴールラインはKさんにお譲り。

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仲間港から出て行く高速船の乗客に見守られながら港の奥にあるスロープに上陸。
お疲れ様でした。

無事にゴールし、旅の余韻を噛み締めながら、もうひと頑張りの撤収作業。

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全日程4泊5日の西表島半周ツーリングは無事に終了。

ここには書けないような色んなことがあった5日間であったが、振り返ってみると、私自身もまた良い経験となる海旅であった。

ルート自体はほぼ昨年と同様であるが、海はいつもいつも穏やかに旅をさせてくれる訳ではない。

そんな中で、今回もまた終始穏やかな天候に恵まれ、ほぼ同じ行程を2年続けて何事も無かったかのように無事に終えることができたのは、偶然とは言え奇跡に近いのではないかと思う。

既に日にちが経ってしまって今更な感があるが、改めて海の神に感謝。

来年もまた漕ぎにくるかどうかは判らないが、必ずまたお礼に戻ってきたい。

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コメント

こんばんは、あっという間に1週間が経ちましたね!西表のログを拝見して記憶が甦ります。ご一緒出来たことの感謝と天候に恵まれたとは言え綿密なすばらしいナビゲーションに言葉が有りません。貴方との感動の4泊5日の漕旅は一生の思い出になります、本当にありがとうございました!!。

投稿: kawamura | 2014/09/20 19:54

kawamura様
コメントありがとうございます。
夢のようなツーリングからあっと言う間に一週間が経ってしまいました。
今思い出しても本当に夢のような日々でした。
確かに、その日、その先の天候やルートなど色々なことを考えてコースやコース取りを決めて行くことは確かですが、今回の行程はご一緒している方のスキルが信頼できるからこその判断でした。
そう言う意味でも、今回のツーリングが成功したのはkawamuraさんとご一緒できたからこそと思います。
また涼しくなってきましたので、宮川湾での焚火キャンプなど愉しみにしております。
今回はどうもありがとうございました。

投稿: H.Yoshida | 2014/09/21 09:46

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