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2015/02/20

第三世代

第三世代、所謂Generation3と呼ばれる時代のNappa Leather Brief Case。

Ultra Organizer Brief style 901D3 Nappa Leather


古いので正確には判らないが、恐らく第三世代としてはまだ初期の1998年頃のタイプと思われる。

現行のAlphaやGeneration4.4と異なり、この頃のモデルはフロントポケットの4つのファスナータブが中心に集まるように配置され、タブのロゴ表記以外は表側の何処にもブランドネームを示すロゴは見当たらない。

これはバリスティックナイロンモデルも同じ。

昨年秋に1〜2泊の出張用に買ったAlpha 96141DHは、カタログサイズではGeneration4.4の3way briefと殆ど同じであるが、マチ幅が約2インチ拡がる拡張機能や追加されたオープンポケットのための仕切りにより、26180D4より実測で0.8kgも重く、且つ、2気室に別れているので荷物が少ない場合でも余り薄くならず、バックパックとして担ぐなら兎も角、基本的に手で持って歩く毎日の通勤にはやや使い辛い所がある。

厳密に言うと「大は小を兼ねない」のである。


今更バックパックタイプでもないので、もう少しマチ幅が薄いタイプをと捜してみると、約2インチ薄い26108と1インチ薄い26109の2タイプがあるが、実物を見ると、2インチ薄い26108はかなり薄く、マイボトルとランチボックスを持ち歩く自分にはやや薄すぎる。

26109は、僅か1インチの差でしか無いが、シンプルな1気室のために荷物が少ない場合は自然と薄くなり、見た目もスッキリとするので、サイズ的には1インチ薄い26109がベストかと。


ただ、残念なことに26109のレザーバージョンは用意されていないようで、かと言って街でよく見るバリスティックナイロンも今更どうかと思うし、かと言って他のモデルも今一食指が動かず、仕方がないなと今まで諦めていた今日この頃。

ふとしたきっかけから、26109の前身が第三世代まではstyle201と呼ばれていて、しかも201のレザーバージョン、つまりstyle901と言うモデルがあること、そしてそれを格安で入手できる機会を得た。

届いてみると、外装は四隅が少し擦れていたり、革にも経年によるヤレが見えるくらいで、致命的なヒビ割れなど無く、内装も破れやほつれがない、非常に良いコンディションで、革にオイルを入れて磨いてやると光沢も蘇りまだまだ充分に現役選手なCaseであった。



全く飾り気のない外装と同様、内装にひっそりと記されたブランドネーム。
「GENUINE LEATHER」の文字はレザーバージョンのみ。
バリスティックナイロンモデルには「MADE IN USA」の文字が記される。





生産国表記は無いものの、第三世代まではレザーバージョンも勿論米国製。

細かく見ると、縫製や生地(特にバリスティックナイロンの場合は)、ファスナーや各種金具類などは当時の米国製よりも、タイや中国で生産される現行の方が作りが余程良いと思う。

通常、ペットボトルや濡れた折畳傘を入れることができる、撥水処理された前面ポケットもこの頃のモデルには無いし、金具類もチャチである。

ただ、マチ幅が1インチ薄くなり、絶対的な収納量は少なくなったが、気室が2→1に減り、過剰なポケットや仕切り、様々なギミックが無い分、96141DHと比較して実測値-1.0kgのダイエットに成功。

因みに、ナイロン製のstyle201D3はバリスティックナイロン自体が現行のAlphaやGeneration4.4などと比べてまだ強度も弱かったこともあり、更に軽くて、901よりも-0.6kgも軽い。

マチ幅11.5cm+前面のポケットのお陰で、通常、通勤で持ち歩く荷物の量+α(薄型ノートPC程度)位は充分に収納でき、且つ、あまり分厚くならない薄型のシンプルなBriefCase。

しかも、現行品では存在しないLeather製。

流石に街で同じものを見掛けるのは今の所皆無なのだ。

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