Česká zbrojovka Vzor1975

Česká zbrojovka Vzor 1975

旧チェコスロバキア（現チェコ共和国）の兵器廠国有会社であるチェスカー・ズブロヨフカが1975年から製造している自動装填式軍用拳銃のコマーシャルモデル。

略して Cz Model 75




日本で紹介されたのは確か1978年か79年頃だったと思う（しかも軍用モデルのVz75だったような）が、さすがに手許には残っていないのでどのような記事だったか覚えていない。

その後、80年代になると米国での評価の高さがそのまま日本に紹介され始め、共産圏国のために西側諸国メーカーに比べてマイナーながら日本では（自分も含めて）やたらと人気が高いモデルの１つ。

実物を所持できない関係で、雑誌で紹介されているほどの実力があるのかどうかも解らないが、その設計思想と、形状に関してはかなり正確に再現されているトイガンでのグリップの握り易さからすると、当時各メーカーが開発していたダブルアクション&ダブルカラム9mmx19mm弾倉の中では唯一無二と評価されても不思議では無いと思えるのは確か。

’83年に誕生したGLOCKがそれまでの固定観念の囚われない近年のエポックメイキングだとすると、Cz75は過去の名銃の良いところを上手く融合させた古典的なHand Gunと言える。





’80年に一度大きな仕様変更があり、スライドとフレームが合わさるレール部分が前方に約1インチ延長され、無骨なイメージからややスマートさを強調したデザインとなった。（雑誌の表紙に写っているのがマイナーチェンジ前で、手前のトイガンがマイナーチェンジ後）

巷ではコストダウンで材質が悪化したなどと言われていて、マイナーチェンジ前のモデルにプレミアが付いているようだが、チェコ分離と共に民営化された現在も尚、現行モデルとしてCZ75Bが生産されていることからすると、表面仕上げなどのコストダウンはあっても、Hand Gunとしてのポジションはそれ程変わっていないのでは無いかと思う。



現行モデルのCZ75B
安全性を高めるため、現行モデルにはトリガーを引ききった時しか撃針のロックが解除されないファイアリングピンブロックが装備されている。
ただ、海外のフォーラムなどを見ると、このAFPB:Automatic Firering Pin Blockのせいで若干トリガープルのフィーリングが悪いとの書き込みが見られるのが残念...


いずれにせよ、トイガンでは関係無い話である。


ナイフも同様だが、Gunに興味があると「アブナイ人間」のように思われがちだが、戦争や無意味に相手にダメージを与える争いは絶対反対だし、たとえそれがトイガンであっても人に銃を向けることは絶対にしてはいけない行為であることくらいはわかっているつもりである。

ただ世間はどうしても偏見の傾向があるので、言動や行動には十分に注意しないといけないと思うのである。