Khatsalano-Sについて
今年2月に我が家にやってきたFeathercraft Khatsalano-S。
レギュラーモデルと比べてエアスポンソンの張り出しが大きく、ラダーも標準で装備されるなどツーリング向けのSタイプではあるが、細身で前後が鋭く反り上がったスタイルはグリーンランドスタイルのスキンカヤックそのもの。(実際は別物だけど)
まだ半年と少ししか経っていないが今回の西表ツーリングに、同じくグリーンランドスタイルのクラトワパドルと共に実戦投入してみた。
・パッキング
事前にシミュレーションしていたとおり、クロスリブの開口部が狭いので特にバウとスターンのエンド部分が有効利用し難い。
今回、スターンエンドには背中のパッドを取り払ったゴーライトの70Lバックパックを裸のままクロスリブの開口部から押し込んで収納。
バウエンドには陸上用の衣類を細長く畳んで防水パックに入れ、パドルケースと共に細いクロスリブの開口部から無理矢理に押し込んで収納。
カヤックの収納パックは結構嵩張るのでできるだけ小さく畳んで防水パックに入れ、1番出し入れが面倒な2番クロスリブのすぐ後ろの位置にコクピット側から押し込む。
1-2番クロスリブの間には予備のウェアやアノラック、シュラフカバーやインナーシーツなどをエマージェンシーキットなどと共にハッチから出し入れできる様に収納。
テントやマット、ポール類、座椅子キット、調理道具(鍋やカセットガスなど)や焚火用のグリルなど、キャンプ地に着いて直ぐに必要な物は大きなハッチが装備された5-6番クロスリブの間に、残りの食料や水、酒類、氷と冷えたビールなどを入れたicemuleなどは重量もあるのでコクピット後ろの4-5番クロスリブの間に収める。
細々した身の回り品やPack cartなどはコクピットのシート周辺へ、
ロープやウェザーメーター、GPS、行動食などはカヤックのデッキバッグへ入れてビルジポンプと一緒にバウデッキに。
チャートはパドリング中でも位置を確認できるようにreedのスプレースカート上にバンジーコードで固定。
スノーケル用のフィンとマスク、パドルフロートは予備のクラトワと共にリアデッキ上に装備。
上記全装備を並べた(散らかした)状態。
これだけを積載してもまだ2-3番クロスリブの間の収納パックの後ろ部分にはかなりの空きスペースがあった。
細身のカサラノだが流石はFeathercraft、ツーリングカヤックとして充分な積載量が確保されている。
デッキ上はほぼミニマム。
遊び道具や便利グッズが増えればこの限りでは無いが、一人で漕いでいるとそんなに遊んでいる時間も無いので結局使わず仕舞いと言うことが多い。
・航行性
慣れてしまえば空荷でも不安を感じるほど一時安定性が低いとは思わないが、荷物を満載するとより一層安定性が増し、KahunaやK1とそれ程変わらないと思える。
波が無い時の休憩中は終始こんな感じで足を出して涼んでいた。
慣れもあるが、安定感はKahunaやK1とそれ程変わらない。
今回終始非常に穏やかな海況であったが、偶にブレイクした横波を受けた際でもグラつく事なく波をいなしながら何事も無かった様に姿勢を保っている。
・直進性
満載状態で喫水が下がる分直進性が上がり針路維持が楽かと言うとそうでは無く、チョットした風や潮流でも向きを変えようとする。
カヤックが重いので何度もスイープする必要があり、パドリングのみで修正しながら長い距離を漕ぐには結構負担になる。
なので、最初の2時間でラダーレスを諦め、以降はラダーを降ろしてパドリングを続けた。
その意味ではむしろK1よりもラダーの必要性を感じる艇である。
ただし、見た目に反しラダーの効きは頗る良好で、荷物を積む事で船体がしなり、スターンのラダーが浮いて効きが悪くなるのではないかと心配であったが、その様な事も無くラダーを降ろした瞬間から細かなヨーイングが抑えられて直進性が上がり、針路維持も容易になった。
グリーンランドスタイルにラダーは似合わないが、見た目では無くKhatsalanoでツーリングするならラダーはあった方が良いと思う。
・全体を通じて
今回、初めてKhatsalanoとクラトワの組み合わせでキャンプツーリングを敢行してみたが、全く問題無いどころか、KahunaやK1と較べても遜色ないくらい違和感無くツーリングができた。
終始穏やかな海況であったとは言え、このツーリングを通じて、仮に荒れた海況であったとしても特に不安を抱く事無く漕ぎ続けられる信頼性を感じとる事ができた気がする。
折角ならもう1-2泊キャンプツーリングを続けたかった。
終わり
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