Type G-1
Jacket fryer’s type G-1
USAAFのA-2ではなくUSN Aviater‘s JacketのG-1である。
思えば30年程前に映画「大脱走」(The Great Escape)のSteve McQueenに憧れてW&GのA-2を手に入れて以来、レザーと言えば馬革のA-2以外にあり得ないと思っていた。
映画「大脱走」でのSteve McQueenとA-2。
1963年公開の古い映画だが今でも格好良いと思っている。
さらに言えば、30年前の80年代後半当時、某ハリウッド映画の影響で巷に溢れるエンブレムペタペタな、しかも派手なだけで素材もチープなシープスキン(決して高級なラムスキンでは無い)のG-1もどきやA-2もどきが何とも嫌いで、映画や俳優自体は好きだったけど、その時の“もどき”ジャケットのイメージでUSNのG-1にも偏見を抱いていた。
ただ、数年前の故JFKが愛用したG-1のオークション記事でG-1の事を改めて見直す内、素材の山羊革(ゴートスキン)が実は馬革にも劣らないほど丈夫でしなやかな高級素材であることや、背中のアクションプリーツや脇のマチなどジャケットとしてはA-2とは真逆の良さがあることもわかってきて、今までA-2一辺倒だったのに一度終止符を打ってみた。
Aero LeatherのA-2と...
同じシールブラウンとなっているがA-2と比べると限りなく黒に近いG-1のカラー。
ファスナーのウィンドフラップにはUSNのパンチングが施される。
A-2には無い内ポケット。
二つ折りの財布を入れるにはちょうど良いサイズ。
左パッチポケットにペンスロット。
これもA-2には無い仕様。
使わないけど...
Grip SwanyのG-1 & Breitling Navitimer #806 Chronographと一緒に。
ボタンダウンカラーのA-2に対し、ムートンカラーのG-1 は所謂現場作業用の防寒着にしか見えずやや重たい感じがするが、これからの寒い時期でも気軽に羽織れることを期待してA-2との使い分けを楽しみたい。
追記
先日TV録画していた怪獣映画のワンシーンで日本の女優がG-1を着用していた。
まぁ役の設定やストーリーなどは兎も角、映画でG-1が登場したのは30年前のあの映画以来だったので意外であった...
ただもし着替えが用意できなくて横田基地でジャケットを借りたと言う設定なら、横田基地はAir ForceなのでA-2ならわかるのだが、USNのG-1は無かろうと思ったのは自分だけだろうか?
そう言えば先日横田基地に来日した某国大統領は演説の際にA-2を着用したとか...
個人的にはあまり嬉しくないと言うのが本音である...
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