Driving glass by B&L Shooter
東西統一前の西独製Zeiss 7032 Sportsman glassと同じ頃に手に入れた米国Bausch & Lomb社製のDriving glass。
先日買ったような偏光レンズでは無いが、上方向からの遮光性を維持しつつ運転中のメーター類の視認性を確保するために、ライトブラウンのレンズの上半分のみに薄い(殆どわからないくらいの)ミラー処理が施されている。
フレームも光の反射を抑えるためにゴールドではなく黒で統一されていて、 左右のレンズ幅を狭く且つ強度を上げる為にレンズ枠とトップブリッジの3点を接合する直径9mmのリングが配置された所謂シューティングタイプを採用。
また、激しい動きにもズレたりしないように、テンプルも耳に巻き付くワイヤーケーブルとなっていて、Driving用と言ってもあくまでもスポーツ向けにデザインされたモデル。
米国の光学機器メーカーであるBausch & Lomb(ボシュロム)社製であることを示す刻印。
強化ガラスの縁にはメーカー名の頭文字であるBLの文字が刻印されている。
その後、コンタクトレンズや眼科手術機器に特化するためにブランドを売却してしまうことになるとは夢にも思わなかったが、半世紀以上も前に空軍パイロットの要請で開発され、光線を遮断すると言う意味で名付けられたこのブランドは、80年代当時の若者にとって西独Carl Zeissや同じく米国のDECOT社などと並んで憧れのアイテムであった。
レンズには多少傷もついてしまい、またデザインも今時では無いので使う機会は減ってしまったが、購入して30年以上経った今でもまだまだ使えるコンディション。
新しい偏光レンズを買ったのを機に久し振りに引っ張り出してみたが、古くてもやっぱり良いなぁと実感。
昭和生まれでしか理解できない価値だろうけど…
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