2019年夏 伊平屋島・伊是名島:その2
三日目
前日の夜から本降りだった雨も、天気予報では翌朝からは晴れマークモード。
早朝から起き出し、近くのスロープまでカヤックを運んで組み立て。
宿の朝食を食べ終え、隣の共同商店で買ったビールを宿の冷凍庫で凍らせて置いたプラティパスと一緒にソフトクーラーに突っ込んで伊平屋島の海に漕ぎ出す。
当初は前泊港から北上して田名岬を回り、西岸を南下して野甫島までいくつもりだったが、風が弱まる期間が少なく、伊是名に渡るタイミングを逃す恐れもあったことから、伊平屋一周は諦めて野甫島方面へ南下する。
青空が広がり、南国チックになってきた。
オートキャンプ場(誰もいないけど)もある米崎を回り込み、野甫島に掛かる野甫大橋を望む。
エメラルドグリーンが青空に良く映える。
伊是名島への渡船がある野甫港。
具志川島に渡ることもできるそうだが、この日は人っ子一人いなかった。
裏手にある共同売店も閉まっていて、本当に何もないところだなぁと...
気を取り直して、今回の目的地の一つ、具志川島へ渡る。
具志川島の手間に潮目が見える。
上げ潮なので、海図だと左から右(北東から南西に)に潮が流れているはずなのだが、実際には右から左にまるで川のような流れができていた。
バウを伊是名島方向に向けてフェリーグライドしながら具志川島へ向かう。
写真では判りにくいが、かなり流れが早く、危険な激潮帯であることが良く分かる。
無事に潮流を横切り、具志川島に到着。
ただ、先にも書いたとおり、リーフ内に入る際に後ろからくるサーフに巻かれてしまい、荷物満載のK1で沈脱してしまう。
当然写真を撮る暇もなく、パドルとカヤックを確保しつつ、脱げてしまって海面を漂うウォーターシップのハットやスノーケル用のフィンなどを回収。
幸い、潮位がまだ低かったこともあって少し泳いだだけでリーフ内で立つことができ、水船状態のK1を引っ張りながらコクピット内の水を排水。
再乗艇してポンプで排水を続けながら、漸くビーチにたどり着いた始末。
島中央の古い桟橋後近くまで回り込めばサーフが無いことは判っていたのだが、ブレイクする波が小さかった為に不用意に入ってしまったことが失敗の原因である。
幸い、足元に置いていた2Lのプラティパスとスノーケルマスクを流出しただけで事なきを得たが、今思い出しても身震いするくらい危ないことだった。(反省)
このままビバークするか、伊是名に渡るか迷ったが、翌日の天候も安定していそうだったし、とにかく沈脱したショックもあってここで泊まることにする。
10年前に訪れた時と違い、鬱蒼とした木に覆われた浜は日陰がなく、タープとテントを張って今宵の宿を作る。
島内を散策し、10年前に仲村さんらと巡ったシーダチ遺跡を探したが、残念ながら良くわからず姉妹。
このままジャングルで迷ってしまっても怖いので、諦めて浜に戻る。
陽も傾き、焚き火の準備。
西の空に大きな低気圧の雨雲が広がるが、こちらには影響は無さそう。
伊平屋島を眺めながら、焚火で湯を沸かし、簡単な食事と珈琲を淹れる。
焚火を眺めながらウィスキーに切り替え、呑んだくれてテントに潜り込んでツーリング初日は終了。
四日目
陽が高くなる前に出艇準備。
前日、沈脱した付近には座礁した船のエンジンと思しき残骸が...
前日までの南風が東に振れ、伊是名島に向かう海峡は穏やかに。
振り返って具志川島。
もう少し滞在しても良かったかと思ったが、風が上がってくることが予想されたので、早めに伊是名に渡っておきたかった。
現地の天候を読むのは難しい。
伊是名島の西岸を南下し、キャンプ場があると言う勢理客集落に立ち寄る。
干潮で浜に近寄れず、浅瀬に乗り上げたまま係留。
勢理客集落。
長閑な離島の風景が続くが、商店や食堂はどこも閉まっていて、人一人いない。
芝生で覆われたキャンプ場には綺麗なシャワーやトイレ、炊事場などがあって快適そうなのだが、隣の上水道施設で派手に工事をやっていて、干上がった浜とも合間ってここでキャンプをする気にならずにそそくさと退散。
徐々に水位が上がってきているが、遠くリーフエッジまで続く干上がった浜には閉口した。
漁港まで続く水路があるのだが、そちらを通れば良かったと深く反省。
勢理客から先へ進み、伊是名集落を通過して海ギタラの先の二見ヶ浦海岸へ。
潮位が上がってシビアなライン採りは必要無かったが、サーフに巻かれないように慎重にインリーフに入り浜に上陸。
日本渚百景にも選ばれたと言う風光明媚な海岸。
近くのシラサギ展望台からの眺め。
ここも10年前に仲村さんらとキャンプしたところで、木陰にテントを張ってまったりと過ごす。
結局、ここで二泊することになるのだが、漕ぎ出して二日でここに来てしまい、この先をどうしようかと思案しつつ共同売店で買ってきたビールを呑んで過ごした。
五日目
この日は、伊是名島の南にある屋那覇島に移動してキャンプしようと、まずは売店で買い物をする為に仲田港方面へ歩いていく。
途中、城崎にある伊是名城跡やその隣のシャワーやトイレがある無料休憩所に立ち寄り、潮にまみれた身体をさっぱりさせる。

シャワー兼トイレには鳥侵入防止の為の猫の写真が...ちょっとびっくり。
で、キャンプ地に戻って出艇の準備をしようと思ったが、暑さと干上がった浜をみてすっかりテンションが下がり、テン場に戻ってまったりと過ごす。
で、結局この日もここで過ごすことに...
陽も傾き、五日目の夜も更けていく。
伊平屋島・伊是名島の航跡
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