新旧比較 : TYPE A-2 "The Great Escape" model
以前に古着で安く手に入れたEastman製のA-2 "The Great Escape" modelが大分くたびれてきたので、メーカーは違うが新しいのを新調した。
同一メーカーでは無いので”新旧比較”と言えるのかどうか迷うところであるが、同じく映画"The Great Escape"で故Steve McQueenが着用していたモデルのリメイクバージョンではあっても並べてみると両者の違いが良く判る。
A-2にしてもG-1にしても、かつて巷で流行ったパッチペタペタや背中にデカデカと描かれたペイントアートが好きでは無いので、基本はシンプルなプレーンモデルが好きなのだが、映画"The Great Escape"で故Steve McQueenが颯爽と着こなしていたA2のレザー製のName Tagや左肩のAAFデカールだけは別。
Name Tagとデカールがアクセントになり、ただのおじさんジャンパーにしか見えないA-2が締まって見えるから不思議。
映画"The Great Escape"で魅せたAAFデカール付きのA2。
左胸には役名であるV.HILTSの文字が刻まれたレザー製Name Tagがつく。
ウインドフラップ裏に描かれたAAF Insigniaとレザー製のName Tag。
左肩のAAFデカールと"ARMY AIR FORCES"の文字。
言うまでもなく、"ARMY AIR FORCES"とは(米国)陸軍航空軍のこと。
余談であるが、同メーカーの現行品はここの文字を"ARMY AIR CORPS"-陸軍航空隊-としているが、本来は一つ前のAAFが正しいはず。
と言うのも、確かにTYPE A-2が採用された1931年当時はまだ陸軍航空隊(Army Air Corp)だったが、1941年に地上軍と同格のAAF(航空軍)が発足したことによりAACはAAFに統合しており、1941年以降にA-2に付されるようになったInsigniaは全てAAFということになる。
そして、映画"The Great Escape"もWWII末期の1943年頃が舞台であり、時代背景の観点からも"Army Air Forces"が正解である。
もし、お店の在庫が全て"ARMY AIR CORPS"しか無かったら買わないつもりだったが、サイズ38のモデルが1着残っていて、試着してみるとジャストサイズだったので、しばし悩んだ挙句に清水の舞台から飛び降りた次第である。
殆どコスプレと同じ心理であるが、劇中のA2と同じ仕様のA2を着ることができるのはやはり嬉しいのである。
新しいA2はまだ革も硬いが、少しづつ体に馴染ませて長く愛用して行きたい。
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