CVN-76
横須賀を母港とする米海軍原子力空母ロナルド レーガン : USS RONALD REAGAN, CVN-76 が先週末の8月1日に寄港して、その日の内に即日出港して行ったそうな。
AIS情報だと日本時間の6日朝の時点で津軽海峡を日本海に抜けているようで、今のところは先月のような南シナ海での軍事演習とは異なる動きであるように見えるが、先頃の日本の尖閣諸島における中国との領土問題への米国の積極的関与に言及したこともあるので、この後の同船の行動が気になるところ。
日本もこれに合わせるかのように、「必要があれば自衛隊も行動」との立場を明確にしたしで、台湾を見据えた中国の南シナ海における覇権争いと言い、隣国との緊張は益々高まるばかり。
国内はコロナ禍でそれどころでは無い雰囲気だけど、本来はこうした情報もちゃんと流して欲しいし、関心を寄せるべきでは無いかと思う。
勿論、対立ではなく会話による解決であることは言うに及ばずだけど...
それはともかく、7月に実施した南シナ海での合同演習に加わったもう一隻の米海軍原子力空母ニミッツ : USS NIMITZ, CVN-68
こちらは、今から40年前の1980年に公開された米映画"The Final Cowntdown"に登場したことで有名。
ストーリー的には所謂SF物で、日本人としてはチョット相容れない部分もあるけれど、最新鋭の原子力空母やF-14艦隊防空戦闘機だけでなく、A-6空中給油機やRF-8G偵察機、A-7攻撃機など今では考えられないほどの各種艦載機が満載で、それらの迫力ある映像は圧巻。
現在の米海軍艦載機って、E2 Hawkeye以外は戦闘機にしても攻撃機にしてもマルチロール化が進み、殆どがF/A-18E/Fになってしまってイマイチ面白く無い。
折角艦載機を搭乗させたままの横須賀寄港の映像を見ても、甲板上は同じような機体ばかり。
冷戦終結で役目が代わり、コスト高に加え、F-15などに比べて推力重量比の低さと汎用性の無さから2006年に早々に全機退役してしまったF-14だけど、可変後退翼と双発エンジンに挟まれたリフティングボディの美しいデザインは今尚人気が高い。
かく言う自分も、過去に航空自衛隊のイヌワシドライバー達から「弱い」と一蹴されるほどの弱猫だと分かってもなお、やっぱり雄猫が好きだったりするのである。
スタイルだけで言えば、絶対にイヌワシより格好いいと思うのだ。
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