サンタの国から...part 2
この時期、サンタもお休みだからか彼の国も穏やかな日々のようで、前回のように物流がパンクして現地のPostiで一ヶ月も放置されるようなこともなく、発送から二週間で我が家に到着。
表(右側)は特徴的な窪み(コンケイブ)を持たせたフラットシェイプでありながら、裏(左側)は逆に鎬から刃先にかけて緩やかな膨らみ(コンベックス)を持たせた左右非対称のジオメトリーを持つ独特なデザイン。
ハンドル部分の銅の口金や末端(バット)部分の形状に若干のアレンジを加えているが、ベースとなるのはシベリア北東部のサハ地方で古くから使われている伝統的なユーティリティナイフ。
制作は、フィンランド在住の鍛冶屋兼ウイルダネスガイドのBush n' Blade 大泉氏。
手打ち鍛造された炭素鋼ブレードに、日本では”勝ち虫”と呼ばれる蜻蛉をモチーフにしたロゴ。
これと同じタイプの制作過程が動画サイトで見ることができる。
手打ち鍛造って日本の鉈くらいしか持っていなかったけど、ファクトリー物やカスタムでも鋼材から削り出し(ストック&リムーバル)た物とは比較にならないほどの異次元の存在感にしばし圧倒。
一本一本手作りで仕上げられた良い意味での均一感の無さが味わい深い。
飾り物ではない、使ってナンボの道具なのだけど、テント張って寝るだけの自分に果たして使いこなせるかどうか?
それが問題...
<参考動画>
これを見ると絶対欲しくなること間違いなし。
Making "Yakut" knife - blacksmithing
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