3ヶ月経って...新旧Chronograph達
まだ若干3ヶ月に足りてないけど...
購入後しばらくは信頼性に不安があったり、汎用品のようなエスケープメント機構に少々ネガティブな気持ちが強かったが、流石に3ヶ月も経つとそれなりに慣れてきて、水仕事やアウトドアで荒っぽく使っても特にトラブルもなく良く動き続けるその姿に愛着が湧いてきた。
高級クロノグラフムーブメントの代表格であるFredelic PiquetのCal.1185やRolexのcal.4130の影響を色濃く残すCal.B01。
勿論細部の仕上げや調速機構などは足元にも及ばないが...
それでも直近の日差はクロノグラフ作動時を入れても約+1秒/日以内で安定しており実用精度も十分。
まだ海に持ち出す気にはならないが、それ以外はほぼ毎日着用していても安心できるほどになってきた。
我が家のクロノグラフ達... 奥から、
- Breitling Navitimer 806, Vinus Cal.178 18,000vph CW&LC
- Omega Speedmaster PROFESSIONAL 1450022, Lemania Cal.861 21,800vph CA&LC
- Zenith Rainbow 02-0360-400, Cal.400 El Primero 36,000vph CW&LC
- Breitling Chronomat 42 AB0134101B1A1, Cal.B01 28.800vph CW&VC
Type of controls : CA=Cam Actuated, CW=Column Wheel
Type of engagement : LC=Lateral (Carrying Arm) Coupling, VC=Virtical Coupling
偶々ではあるが、全て異なる振動数に加え、異なる制御機構-カムvsコラムホイール-, 異なる駆動方式-キャリングアームvs垂直クラッチ-のタイプが勢揃い。
一般的にスタート&ストップボタンの押し心地はコラムホイールが優れていると言われているが、同じコラムホイールでも結構違っていて、個人的にはEl Promeroの最初はとても柔らかくて徐々に重くなり、最後に”カチッ”という感じでクロノグラフがスタートするあの節度ある感触が最も心地良い。
1/10秒毎にスムーズにステップする高振動ムーブメントの動きもそうだが、半世紀以上も前の古い設計とは思えない操作感は流石。
逆に、最新のCal.B01はコラムホイールでありながら、初めの"遊び"部分を除くといきなり重くなっていて、そこを強引に押し込まないといけないのでカム式のCal.861と殆ど変わりなく、あまり良い感触とは言えないのが残念。
プッシュボタンにスクリューロックが無いにも関わらず200m防水を維持するにはこれくらいの硬さは必要なのかも知れない。
そう考えると、他の3本には無い高い防水性を備えたクロノグラフはこれ一本だけなので、実用性としては充分である。
いずれにしても、機械式時計、特に手動で中の機械を操作する楽しみがあるメカニカルクロノグラフは一番好きなEDC Toolである。
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