Cal.9SC5
遂に出ました。
GS初のメカニカルクロノグラフ。
これまでGSのクロノグラフと言うとスプリングドライブで文字盤のインダイアルデザインもイマイチだったが、今回のは完全なメカニカルクロノグラフでオーソドックスな横三つ目のインダイアルデザイン。
DaytonaのCal.413xと違い、小秒針を3時の位置(9時位置で無いのは少し残念)に配置し、左右非対称としたことで、Daytonaのような正面から見てクロノグラフ用のセンター秒針と3時,9時の積算計が作り出すあの大嫌いな漢字の”山”状態になっていないのが良い。
ムーブメントの9SC5もCal.413xに負けず劣らずの両持ちテンプ受けに巻上げヒゲゼンマイのフリースプラング方式。独自のエスケープメントとツインバレルによりエルプリメロと同じ10振動のハイビートムーブメントながら約72時間のパワーリザーブ。
チタンケースは賛否分かれそうだけど、ようやく世界の第一級品と肩を並べる機械式クロノグラフが登場した。
文字盤も、インダイアルの配置やデザインだけでなく、全てのアワーマーカーに夜光塗料が塗布されていているなど、視認性が決して良く無い自動巻きDaytonaのデザインと比べても大変好ましい。強いて言えば、より視認性を高めるためにもマットブラックがあれば尚良いかなと言うところ。
ただ、日本人としては大変嬉しい限りだけど、価格も超一級。
ステンレススチールの新型Daytonaが買えてしまう価格である。
ため息しか出ないな...
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